当工房は、平成元年に市制百周年記念事業として、金沢の優れた伝統工芸の継承発展と文化振興を図るために設立されました。当地は、工芸の盛んな街として知られていますが、この地域の工芸の発展は、藩政期の加賀藩御細工所の果たした役割が多大なものでした。当工房では、その御細工所の精神を基盤に、創造的なものづくりを通し時代の変化に対応しうる工芸家の育成と伝統産業の振興を目指しています。また工芸資料や資料の展示、あるいは社会に開かれた体験工房の活動を通し、文化の継承発展に努めています。